そうだ、課題、やろう。

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【祝】Sexy Zone5周年記念 ~5年後も彼等を追いかけていることを誓って~

「バラバラだ。」彼らを初めて見た時、そう思った。上は17歳、下は11歳。平均年齢14.2歳という過去に例を見ない若さでデビューを果たした5人組。「Youは特別かっこいいよ」とジャニ―さんに言わしめた顔面人間国宝こと佐藤勝利さんや、当時すでにジャニーズJr.内で人気を博していた中島健人さんと菊池風磨さん、そして入所して1年にも満たなかった松島聡さんとマリウス葉さん。年齢も、経歴も、何もかもが違う5人は、ある日突然手を取り合って「デビューしますよ」と告げられた。当時、ドイツから日本に来たばかりで弱冠11歳だったマリウスさんは「当時の事は全然覚えていない。」と語っている。それくらい、本人達にとっても、私達ファンにとても、彼らのデビューはサプライズに満ちたものだった。

当時田舎に住んでいた私は、川崎ラゾーナでの彼らのデビューイベントをテレビ越しに観ていた。背の大きさも、声の高さも全然違う。けれど、5人が5人とも、とにかく「デビューしたからには頑張ります」と会場を盛り上げ、一生懸命にパフォーマンスする姿はとても意地らしく、私も今すぐ会場に駆けつけて、他のファン同様にバラを持って応援したいと思った。その後、バレーボールの情熱サポーター就任やラジオ番組の放送、5曲ものメドレーを披露した紅白歌合戦への出場等、彼らは飛ぶ鳥を落とす勢いで仕事をこなし、人気を高めていった。その加速度にはファンも追いかけるのがやっとで、おそらく本人達もそのスピードには疲労困憊なのではないかと勝手に心配していたが、そんな疲れは微塵も見せず、常に可愛らしい笑顔とダンスで王道アイドルソングを歌ってくれる彼等はまさしく天使だった。

しかし、彼らの姿を追いかける中で、次第に違和感を覚えるようになる。シングル曲のMVでは、明らかに上3人と下2人の構図になっており、下2人のカット数はとても少なかった。さらに、音楽番組等に出演する際も、2人だけ衣装が違うなんてことはザラで、上3人が煌びやかな羽根つきの衣装を身にまとっている一方で、下2人の衣装はお世辞にも派手とは言えないことが多かった。初めは2人がまだ中学校も卒業していない年齢であるから何らかの業界ルールでもあるのだろうと勝手に思っていたが、その傾向はいつまで経っても改善される兆しはなかった。そして、決定打を打ったのは2014年に発表された「3人体制」だった。シングルCDはグループ名で出すものの、パフォーマンスをするのは3人だけ。下2人はそれぞれ別のJr.メンバーとユニットを組むことが発表された。悲しかった。特に私は小さな体からは想像もできない程のキレのある松島さんのダンスのファンだったので、もうその姿が見られないのだと思うと事務所の決断に物申したい気持ちになった。一方で、「3人体制」での活躍を任じられた3人の関係にも違和感を覚えるようになる。それは、最年長2人、永遠のシンメ「ふまけん」の不仲説である。その頃からすでにラブホリ王子の称号を手にし、ファンの心をぎゅっと掴んで離さない話術の持ち主だった中島さんだが、テレビでもラジオでも、菊池さんと言葉を交わすことは日に日に少なくなっていった。菊池さんも菊池さんで、必要以上に中島さんと絡むことはせず、2人の間には必ず年下の佐藤勝利さんを挟むという構図ができあがっていた。両者の話をくみ取り、仲介役として時にMC、時にはツッコミとして立ち振る舞う佐藤さんのキャパシティの広さと頭の回転の速さには年下ながらも脱帽したくなるばかりだった。

このような2つの違和感を抱えながら彼らを追いかけるのは辛かったが、唯一5人で必ず収録するNOTTVでの彼らの冠番組だけが、私を安心させてくれる材料だった。中でも番組制作のスタッフさんには感謝したいのだが、彼らは5人を平等に、世間での知名度や人気とは切り離して扱ってくれていたように思う。歌もダンスもない世界で、彼らが私達に見せてくれるものは「等身大の自分達」だった。画面の中の彼らは皆に夢を与える「王道アイドル」ではなく、大学生、高校生というもう一つの自分の肩書を持ったごく普通の少年たち。何よりも、天真爛漫な下2人が一緒にいることで幾ばくかのプレッシャーから解放された佐藤さんの笑顔を見れることは嬉しく、加えて3人体制の下では無意識のライバルとしてジレンマを抱えるふまけんコンビも、この番組内では「面倒見のいいお兄ちゃん」になっており、5人の関係が良いものになっている手応えを感じることができた。

そして2015年、5人体制となって帰ってきた彼らの姿はすっかり頼もしいものになっていた。上3人はもちろん、それ以上に、松島さんとマリウスさんの成長は目を見張るものだった。そこには、まんまるいお目目で客席を不安そうに見つめる彼らはもういない。自信と誇りをもって、力いっぱいパフォーマンスする彼らの姿に、「おかえり」という言葉が零れ落ちた。この頃から、彼等はデビュー当時のようなスピードで階段を駆け上がっていく。全日本バレーボールの応援サポーター就任やアルバム発売記念の5大都市ツアー、サマーパラダイスでのソロコンサート等の5人での活動だけでなく、映画やドラマの主演といった個々の仕事も広がりを見せていった。また、真偽は未明だが、マネージャーが変更になったことから、これまでの4年間とは違うやり方で私達の前に姿を見せることが多くなった。一番変わったのは先輩ジャニーズとの関りだと思う。いわゆる派閥が替わったことから、従来よりも多くの先輩グループとの共演が増えてきた。野球大会や夏のTHE MUSIC DAYでのジャニーズメドレーに参加している姿を見た時は、それまで彼等が全派閥の先輩メンバーと築いてきた関係は壊れてしまったのだろうかという残念さを抱えながらも、それでも彼等を目にする機会が増えたことには嬉し涙を流さずにはいられなかった。

そして、特筆すべきは「ふまけん」の不仲説からの脱却である。中島さんが「8・25」と呼ぶ衝撃の出来事は、Twitterでも私達ファンの間で悲鳴を上げさせた。Myojoで2人の記事を読んだとき、手に持っていたハンカチは気づけばくしゃくしゃになっていた。

―(「ふまけん」として注目される状況を)ふたりはどのように感じてきた?

風磨:俺的にはその…ひとつのプレッシャーだったかもしれない。押され過ぎるとさ、どっか引いちゃうところがあって。人から“ふまけん”って言われれば言われるほど、やりにくいときもあった。(中略)

健人:うん。(中略)Jr.時代は、これで印象づけられるならって、シンメって強いなって。おかげで自信もついたけど、ずっとふたりでいると、どうバランスをとればいいのか悩んだりして。ふたりで押されるむずかしさも感じてた。

 

―(菊池君がソロコンサートを見に来てくれて)今、幸せ?

健人:うん。世界で一番来ないと思ってたヤツがライブに来てくれて、世界でいちばん嬉しかった。(中略)

 

―今、お互いはどういう存在?

風磨:今までもこれからもずっと、パートナーだと思ってるよ。俺、この人がいなかったら、ここまで来れなかった。

 

―(口をきいていなかった時期は)無駄じゃなかったと思う?

風磨:必要だったと思う。(中略)とにかく一人じゃ全然ダメで。(中略)ここでハネるためには、2人でやるしかないって思った。俺がすごく感じたのは、ステージ上で中島のテンションが上がると、俺もガーって上がるし、“俺、今からまわってんなぁ”って思ってるときは、中島もだいたいからまわってくるんだよね()そうやって感情が連動している時、会場はすごく盛り上がる。ふたりの歯車がうまくかみ合えば、いい流れをつくれる。(中略)

 

―(二人が今話し合っている「グループのこれから」について)

健人:きっかけを作ってくれたのは菊池だし、それはホントに感謝してる。なんかね、ソロコンで大きな愛を感じたの。男女間の愛情とも家族間の愛情ともちがう。菊池がさっき言ってくれたパートナー愛なんじゃないかって、その時に感じたのよ。菊池にもほかのメンバーにも精一杯恩返ししたいし、しっかり愛情を届けたい。それがファンによろこんでもらえるパフォーマンスにもつながるんじゃないかなって。

                    (Myojo 2016年12月号より)

私も彼等と同世代だからかもしれないが、読んでいる方が気恥ずかしくなるようなこんな素直な感情をこの歳の男の子が言葉にできることの尊さと、プレッシャーや歯がゆさを感じながらもずっとシンメでい続けてくれたことには感謝しかないと思った。私が抱いていた「違和感」なんかよりもずっと大きな苦しみやもどかしさを、彼らは10年間感じ続けていながらも、いつだって私達に最高のパフォーマンスを見せてくれていたのだ。どんなにプレッシャーを感じていても、「最強のシンメ」であり続けてくれたことにありがとうと伝えたい。

 

そして、本日2016年11月16日。彼らはデビュー5周年を迎えた。年齢も、経歴も、性格も、全てがバラバラな状態でデビューした彼ら。時に分裂し、時に助け合いながら、駆け抜けてきた5年間。一輪のバラを持ってステージに立った小さな男の子たちは、今や立派な大人の男性へと成長した。すでにデビューしているグループの中で最も若く、彼等には無限の可能性がある。今後、彼らはどんな夢を私達ファンに見せてくれるのか。ずっと彼等の背中を追っていきたい。Sexy Zoneさん、デビュー5周年おめでとうございます。今年が皆様にとって実りある年になりますように。

 

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MyoJo(ミョージョー) 2016年 12 月号 [雑誌]

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