【ご報告】就職活動、終わりました。

「日本は通過儀礼というものが存在しない珍しい国です。」高校時代の日本史の先生が言ってたなあ。どこぞの国みたいに大人の世界に仲間入りするために前歯を抜いたり、度胸試しと称され崖から突き落とされることなんてないんだ。あぁ、素晴らしきかな、母国日本…。綺麗な着物を着て、懐かしい顔と写真を撮って、お酒を飲みながら夜を明かせば成人になれるなんて。最高かよ。あ、間違えた、最&高かよ。

 

なんて思ってました。121日前までは。でも先生、違いました。あったんです。日本にも、通過儀礼が。そいつはうつつを抜かして3年間遊びほうけた大学生を死の淵へ追い込むほどのパワーを持っていました。漢字が読めない、電卓を使わなければ計算できない、国際経済の仕組みがいまいちよく分かってない、てかそもそも新聞なんて読んでない。こんな自分の見たくない、知りたくもない姿を世にさらけ出し、「君はこの3年間で何を学んできたの?」という質問に対して赤面することしかできない。これほどにまで私達を苦しめた怪物、そう、「就職活動」です。

書けども書けども埋められないエントリーシート。自力で解けないWebテスト。自分がこんなにぽんこつだったなんて。辛い。思い出すだけで辛い…。

それでも私は諦めなかった。3月の解禁日から毎日何かしらのセミナーや説明会に参加し、疑問を持てば個別に質問。キャリアセンターのつてを頼りに何十人もの先輩にOB訪問、インターンにも参加した。完璧な企業研究と自己分析。学生時代頑張ったことはサークル活動の幹部をしたこと。最終的にはインターン先の企業の人事の方と意気投合し、面接解禁日に内々定を見事獲得。さああとは残りの大学生活を謳歌するだけだ~~♪

 

 

.......って、そんなわけあるかい!!!!!

ちゃんと受けたわ数十社!そんで起きたら何社か終わってたわ面接!!学生時代頑張ったこと??ネタありません!だってサークル入ってないもん!!バイトばっかりの日々だったもん!!!てことで先輩のつてとか全く無かったわ!!勇気をふり絞って送ったOB訪問の依頼メール、瞬時に返信キタ――――――!と思ったら「出張なので無理です。」の自動返信だったわ!!!グループディスカッション怖い!初めましての人達と今後ヒットするであろう新しい飲料水考案するの怖い!!これまた勇気ふり絞って発言したら意外と好評で「よっしゃー!」って思ってたら、賢そうな男の子に最後の5分で「でもさあ、~」で全部ひっくり返されて結局結論出なかったときのあの空気超怖い!!!

「北海道の面積は東京ドーム何個分ですか?」知らない!

「お母さんと恋人、片方しか救えないとしたら、どちらを助けますか?」選べない!!

「どうすれば世界は平和になると思いますか?」もうやめたげて!!!!!!!

闇が深いよ就職活動!!泣いちゃう!私泣いちゃう!!なんでどこの面接に行ってもサークルの幹事長がたくさんいるの!みんなバックパックとボランティアしすぎ!!あと友達に非通知の電話かけるイタズラするの止めよう!!?泣くから!!!!

 

 

とまあ、踏んだり蹴ったりな就職活動でしたが、無事に終わりました。今となっては笑い話ですが、笑えない話も結構ありました。後輩にはぜひとも面接日を間違えてバイトを入れてしまうという致命的ミスを犯さないでほしいものです。家で一人泣くはめになります。

実家に帰るか、都会に残るか。好きなことを仕事にするか、安定した職に就くのか。無数の選択肢の中で、「これが正解だ!」と思える選択をするのは非常に難しかったです。いくら説明会に行っても、企業研究をしても、やはり、働いてみなければ分からないことがあるはずで。自分の理想を100%叶えてくれる企業に出会えることはそうそうないし、この先40年の人生を決める大きな選択を、たかだか21歳の小娘にできるのか、というプレッシャーもありました。でも、だからこそ、将来自分が「この道が正解だった。」と思えるように頑張らなければならないのだと思います。

先日の第8回AKB総選挙で15位に輝いた高橋朱里さんの言葉。「結果が出で初めて、これまでの頑張りを『努力』だと呼ぶことができる。」次期総監督と期待されるほどの努力家で、自分に厳しく向き合ってきた彼女だからこその言葉だと思う。歳下の彼女に、負けてはいられない。私も、何十年か後に「頑張った!」と胸を張れるように、歩んでいきたいと思います。