セルフネイルという娯楽

最近仕事が忙しい。今の部署には配属されたばかりなので仕事量は周囲と比べて少ないのかもしれないが、いかんせん所定時間内に終えられない。分からないことが多く、それを調べるのに時間がかかる。さらにはそこで出た答えに沿って業務を進めてみても、何かしらミスをしていてやり直しになる、ということが多々ある。昔から器用な方ではなかったので、家に帰ってもなかなか頭が切り替えられず、その日自分がやった仕事の内容が気になり、そわそわして寝付けないこともあった。「気にしたって仕方ない」「まあいっか」と開き直れるときもあるけれど、大抵は「このミジンコ給料泥棒」と自分を卑しめ、反省する日々である。

そんな社会人生活の中で実感したのは、やはり娯楽がないと人は生きていけないということだ。隙あらばすぐに仕事の不安が頭をよぎるという生活は、精神的にものすごく疲労する。数値的根拠としては、先日会社で受けた健康診断で体重が4キロ落ちていたことが挙げられるだろう。(ストレス!!!!!!!)まだぶっ倒れてはいないけれど、元々貧血持ちなので12時間も会社にいる生活はそれなりにきつく、限られた時間の中でいかに効率よくリラックスするかが、今後の課題だと感じている。

そこで、娯楽だ。

娯楽。「勉強や仕事ではなくて、人の心に慰みや楽しみを与えてくれるもの」(三省堂「例解新国語辞典」より)。はい、先生、私これ求めてます。心に慰みを与えてくれるもの、欲してます!!!!!!!!!と、今なら高校時代ものすごい勢いで嫌っていた現国の先生にも挙手できるくらい、私の心は叫びたがっていた。

アイドル大好きマンとしては土日の休日を使って相変わらず現場に足しげく通うようにしているけれど、休日以外でも、仕事終わりに家でさくっと楽しめる娯楽が欲しいな~と思い、見つけたのが、セルフネイルだ。

きっかけは、先日放送された「日テレ系人気番組No.1決定戦」の録画を観ていた時だった。放送時間が約4時間。私は録画を1.5倍速で見る派なのだが、それでも約2.5時間はテレビにかじりついていなければならない。さすが天下の日テレ様、数々の天才バラエティストによって繰り広げられる笑いの渦は止まることを知らず、視聴者をとことん夢中にさせる。案の定私もぶっつづけで録画を観た。だが、2時間半もテレビを見た後、思った。なんだろう、この、ちょっと時間無駄にした感じ。観ている時は面白いし、時間をあっという間に感じたのだが、終わってみると、貴重な時間を何もせずただ消化してしまっただけの気がする。息抜きとして時間を割いたはずなのに、微量な虚無感が私の焦燥感を駆り立てている。

「このままではならぬ!!」私の中の直虎が叫んだ(大河ドラマ絶賛放送中)。息抜きが息抜きになっていない。原因は何ぞ!!!と考えた時、「テレビという娯楽は与えられるだけの娯楽」という、シンプルな結論に達した。「観る」という受動的な娯楽になっているから、何か足りない気がするのだ。でも、テレビは好きだ。観るのは止められない。そこで、「テレビを見ながら消費できる娯楽をもう1個増やそう!!!」と欲張り単細胞な考えの元、ハマったのが、ネイルだったのである。

元々セルフネイルはしていたけれど、どうせならもっと凝ってみたいなァ~というオタク気質が活き、はまった。最初は単色塗りだけだったが、instagramの動画を見様見真似ていくうちに、グラデーションなんかの技も身に付けた。調子乗って写真とか投稿しちゃう。いじめないで。

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まだ3回ほどしか変えてないけど、ちょっとずつ腕が上がってきているのが実感できて楽しい。次はどんなデザインにしようか等と考えながら帰宅し、テレビを見ながらベットの上で作業できる、新しい「夢中」。楽しみが2倍に増え、最高の娯楽の形を見つけられたことに、落ちた体重4キロもスキップして戻ってきそうなくらい幸せを感じている。

問題は、仕事の遅いポンコツ新入社員がこんな爪にしていって周はどう思ってるんだろうってこと。そんな暇あればもっと仕事するか、勉強しろ!と言われてしまっては元も子もないので、この娯楽を死守しつつ、仕事もこなせるキャリアウーマンになれるよう尽力する次第である。